龍岩寺奥の院へ

 

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龍岩寺奥の院

清浄山 龍岩寺へ行ってきた

大分県宇佐市院内町大門)・・・狭い山間の岩屋に三メートルもの仏像が三体並んでいて行ってみたい場所であった。

 龍岩寺は元天台宗であったが享保年間に曹洞宗となる、龍岩寺観光参拝の栞の略縁起には天平十八年僧行基諸国を修行なされた折宇佐神宮に参詣のみぎり龍女に導かれ大門村千人窟に至り、当山守護神萬力坊の援助を受け、牛の宮の楠の大木を切り一木三体の仏像を一刀三礼にて一夜の内に彫刻し、観音像をも刻まんとせしが鶏鳴暁をつぐるに及び中止し、此の地を一大祈願書となしたれば衆生来たれ縁を結びたり”とある。又奥の院は弘安九年の創建とされ、日本三大投入堂三徳山三佛寺投入寺・不動院岩屋堂・龍岩寺奥の院)でもある。

 略縁起の一木三体の仏像は奥の院にありその座像は三メートル程で迫力満点である、パワーを感じる、パワースポットである。

 以下は龍岩寺奥の院の紹介

 

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龍岩寺下の風景

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龍岩寺への階段

 

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鐘楼

 階段を上ると右側には鐘楼、正面が本堂である。

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龍岩寺本堂

  奥の院へは本堂で参拝料200円が必要であった。

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奥の院への参道

 奥の院へは本堂左側を通りさらに上へ10分程で到着する。

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奥の院遠景

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奥の院手前のトンネル

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奥の院右側面より

 懸け造り礼拝堂の屋根と崖とはかなり開いており仏像には外光が当たり礼拝堂は薄暗いが仏像の拝観には都合がいい、写真には仏像の頭の部分が見える。

 

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奥の院左側面より

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奥の院を見上げる

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きざはし

  以前は参道であったらしいが現在は側面より参道が整備されており安全にお参りできる。現在は危険通行不可。

 

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一木三体像

 平安末期~鎌倉前期の像と云われており保存状態も良好である。これには奥の院の構造と院自体の保全が良かったのかと思われる。不動尊 阿弥陀如来 薬師如来の配置の意味は不明だが、当時の流行か?

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向かって左 不動尊

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中央 阿弥陀如来坐像

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向かって右 薬師如来坐像

 

 

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 三メートルの木彫り仏像が三体並び迫力がある、大きさでは真木大堂の仏像を超えており平安後期の宇佐・院内地方の豊かさが想像される。